三越伊勢丹ホールディングス(3099)の決算・配当・カタリスト分析
2008年に三越と伊勢丹が経営統合して発足した国内最大手の百貨店グループ。伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店・三越銀座店などの基幹店舗を中心に、クレジット・金融・友の会業(エムアイカードなど)、不動産業(新宿エリアの保有物件の賃料収入等)、食品・旅行・広告事業などを併せ持つ。近年は国内富裕層向けの外商・高付加価値戦略と、訪日外国人(インバウンド)需要の取り込みが成長ドライバーになっている。
最新の分析記事(2026/08/21 時点)の指標 ・ リアルタイムの株価は掲載していません
予想配当利回り
2.30%
実績PER
18.8倍
PBR
2.03倍
自己資本比率
50.9%
配当性向
43.3%
配当はいくら・いつ受け取れるか
- 1株あたり年間配当
- 80円2027/03(会社予想)
- 100株(1単元)なら
- 8,000円税引前
- 年間の支払回数
- 2回中間40円 ・ 期末40円
- 権利確定月
- 9月末 ・ 3月末当サイトの整理
金額は税引前です(受け取り時に所得税・住民税が源泉徴収されます)。配当を受け取るには権利付最終日までに株式を保有している必要があり、権利確定日に買っても間に合いません。基準日は会社が定めるもので、上記は決算期末(と中間期末)を基準日とする一般的な例にもとづく当サイトの整理です。正確な日付は会社の開示でご確認ください。
1株配当の推移
2027/3期 Q1の分析記事時点の数値です。期初予想と実績の差は、その会社の予想の出し方の癖を示します。
| 決算期 | 期初予想 | 年間配当 | 期初比 | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2023/03 | 12円 | 14円 | +2円 | 16.5% |
| 2024/03 | 16円 | 34円 | +18円 | 23.3% |
| 2025/03 | 44円 | 54円 | +10円 | 37.9% |
| 2026/03 | 60円 | 70円 | +10円 | 32.7% |
| 2027/03会社予想 | 80円 | 80円 | — | 43.3% |
- 2023/03:期初予想は中間6円・期末6円の合計12円。実績は中間6円・期末8円の合計14円で着地。
- 2024/03:期初予想16円(中間8円・期末8円)→期中に期末を20円へ修正→実績は中間12円・期末22円の合計34円。期初予想の2倍以上で着地した。
- 2025/03:期初予想44円(中間22円・期末22円)→期中に48円(中間24円・期末24円)へ修正→実績は中間24円・期末30円の合計54円。
- 2026/03:期初予想60円(中間30円・期末30円)→期中に70円(中間30円・期末40円)へ修正→実績も70円で着地。
- 2027/03:2026年5月13日公表の当初予想は中間40円・期末40円の合計80円。2026年8月13日、株式分割(1株→2株、効力発生日2026年10月1日)にあわせて期末配当を「20円」とする修正が発表されたが、会社は「本修正は分割比率に合わせて実施するものであり、1株当たりの配当予想額に実質的な変更はありません」と明記している。株式分割を考慮しない換算では中間40円・期末40円の合計80円で、5月時点の予想から変わっていない。
この銘柄の見方(当サイトの整理)
- 主な収益ドライバー
- 百貨店業が売上の中心(外部売上高構成比の8割前後)。国内富裕層の外商需要と訪日外国人のインバウンド需要が高単価な柱で、クレジット・金融・友の会業と不動産業が収益を下支えする。
- 株主還元方針
- 配当性向は2023年3月期16.5%から2026年3月期32.7%へ切り上がり基調。期初は保守的な予想を出し、期中・期末に増額して着地する傾向が続いている(2024年3月期は期初予想の2倍以上に着地)。2026年に自己株式取得も積極化している。
- 注視している外部要因
- 為替(円高・円安)と訪日外国人客数の増減が業績を大きく左右する。都心一等地の店舗立地に依存するため、賃借料・人件費といった固定費の重さも構造的な要因。
- 主要取引先
- 国内富裕層・外商顧客と、訪日外国人客が中心。エムアイカード・三越伊勢丹アプリによる国内識別顧客基盤(849万人規模)と、海外顧客向けアプリによる海外顧客基盤(108万人規模)を軸に囲い込みを進めている。
分析記事(時系列)
決算ごとに、その時点で確認できた事実と、そこから想定したカタリストを残しています。過去の見立てがどう外れたかも含めて追えるようにしています。