住友ゴム工業(5110)の決算・配当・カタリスト分析
国内大手のタイヤメーカー。DUNLOP・FALKENなどのブランドで乗用車用を中心にタイヤを展開し、ゴルフ用品などのスポーツ事業、産業品他事業も持つ。売上の約86%がタイヤ事業(2026年中間期)で、会計基準はIFRSのため日本基準の「経常利益」区分は無く、本業の利益は「事業利益」(売上収益から売上原価と販管費を控除した利益)で開示している。2025年に欧州・北米・オセアニアのDUNLOP商標権を取得し、2026年1月から欧州で自社ブランドの四輪タイヤ販売を始めた。
最新の分析記事(2026/09/24 時点)の指標 ・ リアルタイムの株価は掲載していません
予想配当利回り
4.13%
実績PER
9.7倍
PBR
0.71倍
自己資本比率
49.9%
配当性向
40.1%
配当はいくら・いつ受け取れるか
- 1株あたり年間配当
- 84円2026/12(会社予想)
- 100株(1単元)なら
- 8,400円税引前
- 年間の支払回数
- 2回中間42円 ・ 期末42円
- 権利確定月
- 6月末 ・ 12月末当サイトの整理
金額は税引前です(受け取り時に所得税・住民税が源泉徴収されます)。配当を受け取るには権利付最終日までに株式を保有している必要があり、権利確定日に買っても間に合いません。基準日は会社が定めるもので、上記は決算期末(と中間期末)を基準日とする一般的な例にもとづく当サイトの整理です。正確な日付は会社の開示でご確認ください。
1株配当の推移
2026/12期 Q2の分析記事時点の数値です。期初予想と実績の差は、その会社の予想の出し方の癖を示します。
| 決算期 | 期初予想 | 年間配当 | 期初比 | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12 | — | 55円 | — | 49.1% |
| 2022/12 | — | 35円 | — | 97.8% |
| 2023/12 | 35円 | 58円 | +23円 | 41.2% |
| 2024/12 | 58円 | 58円 | 0円 | 154.6% |
| 2025/12 | 70円 | 77円 | +7円 | 40.2% |
| 2026/12会社予想 | 84円 | 84円 | — | 40.1% |
- 2022/12:純利益9,415百万円に対し配当金総額9,205百万円で、配当性向97.8%。前期の55円から35円へ減配した。
- 2023/12:期初予想は年間35円(期末のみ)。中間5円・期末53円で、期初予想を23円上回って着地した。
- 2024/12:米国子会社SRUSAの生産終了に伴う減損などで純利益が9,865百万円まで落ちたが、配当は58円を維持した(配当性向154.6%)。
- 2025/12:期初予想70円(35円+35円)から、期末を42円に増額して77円で着地した。
- 2026/12:中間42円は決定済み(支払開始2026年9月4日)。期末42円は予想。通期の利益予想は下方修正されたが、配当予想は「修正の有無:無」。
この銘柄の見方(当サイトの整理)
- 主な収益ドライバー
- タイヤ事業が売上収益の約86%(2026年中間期の534,438百万円÷619,798百万円)を占め、スポーツ事業が約11%、産業品他が約3%。タイヤは新車用と市販用の販売本数、為替、販売価格で動く。販売本数の約88%が乗用車用タイヤ。
- 株主還元方針
- 2026年から「連結配当性向40%以上・DOE(親会社所有者帰属持分配当率)3%以上」を基準とし、業績見通しと内部留保の水準を総合的に判断する方針(決算説明資料)。期初予想から増額された年が直近3期で2回(2023年12月期35円→58円、2025年12月期70円→77円)。2024年12月期は構造改革の損失で純利益が落ちても58円を維持し、配当性向は154.6%だった。
- 注視している外部要因
- 天然ゴムと石油系原材料の価格、為替(円安は増益要因)、米国のタイヤ関税、中東情勢などによる新車生産・海上運賃の変動。2026年上期の事業利益の増減要因では、原材料が+154億円、為替が+64億円、タイヤ関税が-95億円と、外部要因が増減の大半を占めた。
- 主要取引先
- 新車用は国内外の自動車メーカー、市販用はタイヤ販売店・量販店などの販売チャネル。決算説明資料は国内市販でオールシーズンタイヤSYNCHRO WEATHERが好調(上期販売本数は前年の約5倍)、欧州で2026年1月からDUNLOPブランドの販売を開始したと説明している。個別の主要取引先と依存度は、今回参照した資料では特定できなかった。
分析記事(時系列)
決算ごとに、その時点で確認できた事実と、そこから想定したカタリストを残しています。過去の見立てがどう外れたかも含めて追えるようにしています。