日本触媒(4114)の決算・配当・カタリスト分析
アクリル酸・アクリル酸エステル・高吸水性樹脂・酸化エチレンなどを扱う「マテリアルズ」と、コンクリート混和剤用ポリマー・電子情報材料・電池材料などを扱う「ソリューションズ」の2セグメントで構成する化学メーカー。会計基準はIFRSで、売上高は「売上収益」、経常利益の開示は無い。原料価格(国産ナフサ)と為替の影響を受けやすく、四半期ごとの営業利益が大きく振れる。2024年4月1日に普通株式1株を4株に分割しており、EPS・BPS・配当を過去と比べるときは分割後に揃える必要がある。
最新の分析記事(2026/10/20 時点)の指標 ・ リアルタイムの株価は掲載していません
予想配当利回り
5.34%
実績PER
18.8倍
PBR
0.96倍
自己資本比率
65.8%
配当性向
100.2%
配当はいくら・いつ受け取れるか
- 1株あたり年間配当
- 140円2027/03(会社予想)
- 100株(1単元)なら
- 14,000円税引前
- 年間の支払回数
- 2回中間70円 ・ 期末70円
- 権利確定月
- 9月末 ・ 3月末当サイトの整理
金額は税引前です(受け取り時に所得税・住民税が源泉徴収されます)。配当を受け取るには権利付最終日までに株式を保有している必要があり、権利確定日に買っても間に合いません。基準日は会社が定めるもので、上記は決算期末(と中間期末)を基準日とする一般的な例にもとづく当サイトの整理です。正確な日付は会社の開示でご確認ください。
1株配当の推移
2027/3期 Q1の分析記事時点の数値です。期初予想と実績の差は、その会社の予想の出し方の癖を示します。
| 決算期 | 期初予想 | 年間配当 | 期初比 | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2022/03 | — | 45円 | — | 30.3% |
| 2023/03 | 45円 | 45円 | 0円 | 36.9% |
| 2024/03 | 45円 | 45円 | 0円 | 63.9% |
| 2025/03 | — | 114円 | — | 100.1% |
| 2026/03 | 100円 | 113円 | +13円 | 100.8% |
| 2027/03会社予想 | — | 140円 | — | 100.2% |
- 2022/03:分割前の実額は中間80円・期末100円・年間180円(普通配当170円+創立80周年記念配当10円)。ここでは分割後に換算。期初予想は短信で確認できなかったため記載しない。
- 2023/03:分割前の実額は中間90円・期末90円・年間180円(期初予想も分割前180円)。期初予想のまま着地。
- 2024/03:分割前の実額は中間90円・期末90円・年間180円(期初予想も分割前180円)。期初予想のまま着地。純利益が前期比で減ったため、配当性向は36.9%から63.9%に上昇。
- 2025/03:2024年5月13日に株主還元方針を「配当性向100%またはDOE2.0%のいずれか大きい金額」に変更した最初の期。前期の45円から114円へ引き上げ。期初予想は、短信の予想欄の分割前後の扱いを確認できなかったため記載しない。
- 2026/03:期初予想100円(中間50円・期末50円)から、期末を63円とする113円で着地。70億円(3,807,800株)の自己株式取得も実施し、総還元性向は141.6%。
- 2027/03:5月13日の通期決算時点では業績予想・配当予想とも「未定」で、8月7日の第1四半期決算で初めて開示。前期実績113円から+27円。配当性向は予想EPS139.71円に対する値。
この銘柄の見方(当サイトの整理)
- 主な収益ドライバー
- 2027年3月期第1四半期の売上収益1,213億円のうち、マテリアルズが約72%(879億円)、ソリューションズが約28%(334億円)。営業利益ではマテリアルズ84億円・ソリューションズ37億円で、マテリアルズの方が原料価格と販売価格の動きに大きく反応する(営業利益は前年同期比で3.6倍、ソリューションズは約2.0倍)。
- 株主還元方針
- 2024年5月13日に「配当性向100%またはDOE2.0%のいずれか大きい金額を目安に配当を実施する」方針へ変更。配当は2025年3月期114円(性向100.1%)、2026年3月期113円(同100.8%)、2027年3月期の会社予想140円(同約100%)と、3期連続で1株当たり利益と同水準。2026年3月期は期初予想100円から113円へ上振れて着地し、70億円の自己株式取得も実施した。2027年3月期は5月時点で配当予想が「未定」で、8月7日の第1四半期決算で初めて140円を開示した。
- 注視している外部要因
- 国産ナフサ価格(会社前提は上期101,000円/KL、下期75,000円/KL)、為替(前提は上期1ドル159円・1ユーロ183円、下期158円・180円)、そして中東情勢。会社は2026年5月時点で、中東情勢の緊迫化の影響を合理的に算出することが非常に困難として通期予想を「未定」にした。
- 主要取引先
- 今回参照した決算短信からは、主要取引先や販売チャネルの依存度は特定できなかった。
分析記事(時系列)
決算ごとに、その時点で確認できた事実と、そこから想定したカタリストを残しています。過去の見立てがどう外れたかも含めて追えるようにしています。
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