日本カーボン(5302) Q1は経常減益31%・進捗率18% 通期据え置きの前提を問う
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本記事は筆者個人の見解であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載内容は有価証券報告書等の公開情報にもとづく分析ですが、正確性・完全性を保証するものではなく、将来の株価や業績を約束するものでもありません。投資判断は必ずご自身で情報を確認し、責任をもって行ってください。本記事はあくまで参考情報としてご利用ください。
生成AI利用本記事は、決算短信・有価証券報告書などの一次情報をもとに、生成AIを用いて作成・編集しています。掲載する数値は一次情報との照合を行っていますが、誤りが含まれる可能性を排除できません。重要な数値は必ず出典元の原典でご確認ください。
日本カーボン株式会社
2026/07/28 時点
株価
4,665円
時価総額
552億円
配当利回り
4.29%
年間200円
PER
10.7倍
PBR
0.96倍
ROE
9.1%
ROA
6.1%
経常利益ベース
自己資本比率
64.1%
配当性向
45.8%
※ 指標は記事執筆時点のスナップショットです。最新の数値はご自身で証券会社等の情報をご確認ください。
この記事の結論
- 2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)は、売上高88億57百万円(前年同期比+11.3%)と増収だった一方、営業利益10億57百万円(同-17.9%)、経常利益8億32百万円(同-31.2%)、純利益4億81百万円(同-28.6%)はいずれも減益。増収減益の構図で、しかも経常利益の落ち込みが営業利益より大きい。
- 通期予想(据え置き)に対する進捗率は、売上高21.6%・営業利益24.6%に対し、経常利益18.1%・純利益17.8%と単純な4分の1(25%)を下回る。前年同期(2025年12月期第1四半期)の進捗率は経常利益23.7%だったため、経常利益の進捗ペースは前年より鈍っている。市況商品で下期偏重の可能性がある一方、進捗の鈍化そのものが未達リスクの兆候である可能性も否定できない。
- 前回記事(2025年12月期通期分)のテーマだった実績PERと予想PERの乖離は今回も続いている。株価4,665円に対し、実績EPS436.83円ベースの実績PERは10.68倍だが、会社予想EPS244.19円ベースの予想PERは19.1倍。第1四半期の減益ペースは、この予想PERが前提とする大幅減益が実際に進行し始めていることを示す材料になりうる。
- 配当は中間100円・期末100円の合計200円で据え置き予想。株価が前回記事時点(2026年7月23日、4,770円)から4,665円へ下落したことで予想配当利回りは4.19%から4.29%に上昇したが、原資となる純利益は減益基調にあり、予想配当性向は約82%(81.9%)まで上がっている。
目次11項目
1. 概要
2026年7月28日時点で、日本カーボンはPER10.68倍・PBR0.96倍・ROE9.1%・予想配当利回り4.29%・自己資本比率64.1%という水準です。株価は4,665円で、前回記事(2026年7月23日公開、株価4,770円)からやや下落しました。
この銘柄については、当サイトで前回(2025年12月期通期決算をもとに)取り上げた際、実績PER10.9倍という数字が、市況のピークに近い純利益を前提にしているという論点を書きました。会社は2026年12月期の純利益を前期比44%減と予想しており、会社予想ベースの予想PERは19.5倍でした。
今回はその後に発表された2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)の実績が判明しています。売上高は前年同期比+11.3%の増収だった一方、経常利益は-31.2%の減益でした。通期予想(据え置き)に対する進捗率は、経常利益で18.1%、純利益で17.8%にとどまります。前回記事で提示した「予想PER19倍台」という前提が、第1四半期の実績でどう推移し始めているか。これが今回の中心テーマです。
2. 会社概要とビジネスモデル
日本カーボンは、黒鉛電極を中核とする炭素製品メーカーです。黒鉛電極は、電気炉(電炉)で鉄スクラップを溶かして鋼を作るときに使う消耗品で、同社は国内の主要メーカーの一角を占めます。
このビジネスの特殊性
黒鉛電極は典型的な市況商品です。価格は電炉鋼材の需給、主原料であるニードルコークスの価格、そして中国勢の生産・輸出動向によって大きく変動します。売価を自社の都合で決められないため、市況が良ければ利益が急増し、悪ければ赤字にもなるという振れ幅の大きい収益構造を持ちます。
2018〜2019年12月期には営業利益率が33%を超える空前の好況となり、その後市況は急落、2020年12月期の営業利益率は11%台まで低下しました。さらにさかのぼれば、2016年12月期には純損失を計上しています。同じ会社とは思えないほど、利益が周期的に上下するのがこの事業の特徴です。
一方で、同社は黒鉛電極に加え、特殊炭素製品やSiC連続繊維(航空・エネルギー分野向けの耐熱材料)などの機能材料も手がけています。市況変動の大きい主力事業に対し、相対的に安定した収益源を育てようとしている位置づけです。
強みと弱みの整理
強み
電炉化という長期の追い風
脱炭素の流れで高炉から電炉への転換が世界的に進めば、電炉で使う黒鉛電極の需要の土台になります。長期の構造要因としては前向きです。
市況の谷に耐える厚い財務
自己資本比率は2026年3月末(第1四半期末)時点で64.1%と、2025年12月末(63.5%)からさらに上昇しました。市況が底のときでも事業を続けられる体力があり、実際に赤字期や減益期を乗り越えてきた実績があります。
機能材料という第二の柱
黒鉛電極の市況変動に対し、SiC連続繊維などの機能材料は相対的に安定した収益源になりえます。構成比が上がれば、業績全体の振れ幅を和らげる方向に働きます。
弱み
市況への強い連動
黒鉛電極は国際市況商品で、営業利益率は11%〜34%と極端に振れてきました。2016年12月期には純損失を計上しており、好況期の利益を恒常的な実力と見なすことはできません。
原料と中国勢への依存
主原料ニードルコークスの価格と、中国勢の生産・輸出動向が市況を大きく左右します。いずれも自社ではコントロールできない外部要因です。
経常利益の落ち込みが営業利益より大きい
2026年12月期第1四半期は、営業利益が前年同期比-17.9%だったのに対し経常利益は-31.2%とさらに落ち込みが大きくなっています。営業外の損益が悪化した可能性があり、本業の採算悪化だけでは説明しきれません。
3. 業績の推移
好況期を含む長めの期間を並べます。市況産業は、好調な数年だけを切り取ると実力を見誤るためです。
数値で確認する
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 営業CF | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018/12 | 48,000 | 16,400 | 16,500 | 10,300 | 12,600 | 49.4% |
| 2019/12 | 44,900 | 14,800 | 15,100 | 9,700 | 4,790 | 57.9% |
| 2020/12 | 26,800 | 3,020 | 3,590 | 1,810 | 3,850 | 62.2% |
| 2021/12 | 31,600 | 3,710 | 4,430 | 2,730 | 7,550 | 61.9% |
| 2022/12 | 35,800 | 4,790 | 5,040 | 3,190 | 5,800 | 61.4% |
| 2023/12 | 37,900 | 6,570 | 7,120 | 4,050 | 3,190 | 63.0% |
| 2024/12 | 38,000 | 6,320 | 6,690 | 4,080 | 5,230 | 63.2% |
| 2025/12 | 37,700 | 4,810 | 5,100 | 4,830 | 6,320 | 63.5% |
| 2026/12会社予想 | 41,000 | 4,300 | 4,600 | 2,700 | — | — |
読み取れることは3つです。
利益が周期的に大きく上下している。 2018〜2019年12月期の営業利益は148〜164億円と突出し、2020年12月期には30億円まで急落しました。直近の2025年12月期は48億円です。売上高は270〜480億円のレンジで動いており、利益の振れは売上以上に激しくなっています。
現在は好況のピークではないが、底でもない。 2025年12月期の営業利益率は12.7%で、ピークの33%とボトムの11%の中間にあります。市況の「山」を過ぎた後の調整局面という位置づけです。
会社は2026年12月期を増収減益(売上+8.7%、経常利益-9.8%)と予想している。 そして次節で見るとおり、第1四半期の実績はこの通期予想に対して見劣りする進捗になっています。
4. 進捗率18%は「下期偏重」か「未達シグナル」か
前回記事では、2025年12月期実績をもとにした実績PER10.9倍(本記事時点では10.68倍)と、会社予想EPSをもとにした予想PER19.5倍の乖離を取り上げました。今回発表された第1四半期実績は、その乖離を判断する最初の材料になります。
| 項目 | 2026年12月期Q1実績 | 前年同期実績 | 前年同期比 | 通期予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 88億57百万円 | 79億58百万円 | +11.3% | 410億円 | 21.6% |
| 営業利益 | 10億57百万円 | 12億89百万円 | -17.9% | 43億円 | 24.6% |
| 経常利益 | 8億32百万円 | 12億9百万円 | -31.2% | 46億円 | 18.1% |
| 純利益 | 4億81百万円 | 6億74百万円 | -28.6% | 27億円 | 17.8% |
出典:決算短信「2026年12月期 第1四半期決算短信」
増収なのに経常利益が31%減っている
まず目を引くのは、売上高が11.3%伸びているのに経常利益は31.2%も減っていることです。営業利益の減少幅(-17.9%)よりも経常利益の減少幅(-31.2%)のほうが大きく、営業外の損益が悪化した可能性を示しています。決算短信の1〜2ページからは、この差を生んだ具体的な要因(原価率の上昇か、営業外損益の内訳か)までは確認できていません。原価率上昇が示唆される決算ではありますが、断定はできず、確認には短信本文の損益計算書と注記が必要です。
進捗率25%を下回る、という事実だけでは判断できない
四半期の実績を単純に4等分すると、1四半期あたりの目安は25%です。今回の経常利益の進捗率は18.1%、純利益は17.8%で、いずれもこれを下回ります。ただし、これだけでは「未達確実」とは言えません。黒鉛電極のような市況商品では、出荷や契約更改のタイミングが下期に偏る可能性もあるためです。
そこで参考になるのが、前年同期(2025年12月期第1四半期)の進捗率です。2025年12月期第1四半期の実績(経常利益12億9百万円)は、2025年12月期通期実績(経常利益51億円)に対して23.7%の進捗率でした。今回の18.1%は、これよりも明確に低い水準です。つまり、今期の第1四半期は「例年どおりの下期偏重パターン」というより、前年と比べても進捗が鈍っているというのが、現時点で言える範囲の事実です。
一方で、純利益の進捗率は前年同期の14.0%から今期17.8%へむしろ上がっています。これは純利益自体が伸びたからではなく、通期の純利益予想が27億円へ大きく切り下げられたために、分母が小さくなった結果です。進捗率の数字だけを比較する際は、この分母(通期予想の水準)が年によって違うことに注意が必要です。
現時点で言えること
第1四半期だけで「会社予想は未達になる」とも「下期に挽回する」とも断定はできません。会社自身は今回の第1四半期決算にあわせて通期予想を修正していません。この事実は、会社が下期偏重を織り込んで据え置いているとも読めますし、単に修正のタイミングが第2四半期(中間)決算まで先送りされているだけとも読めます。次の第2四半期決算での中間累計実績(会社の中間予想は経常利益18億円)が、この論点に対する最初の答え合わせになります。
5. 配当の推移
| 決算期 | 期初予想 | 年間配当 | 期初比 | 配当性向 |
|---|---|---|---|---|
| 2022/12 | 200円 | 200円 | 0円 | 69.1% |
| 2023/12 | 200円 | 200円 | 0円 | 54.5% |
| 2024/12 | 200円 | 200円 | 0円 | 54.2% |
| 2025/12 | 200円 | 200円 | 0円 | 45.8% |
| 2026/12会社予想 | 200円 | 200円 | — | 81.9% |
- 2025/12:2019年12月期以降、7期連続で年間200円。期初予想どおりに着地している。
- 2026/12:会社予想EPS244.19円(2026年5月8日公表の第1四半期決算短信ベース)に対する配当性向は約82%。第1四半期時点で通期の配当・業績予想はいずれも修正されていない。
配当政策は明快です。2019年12月期以降、年間配当は200円で横ばい。しかも毎期、期初予想どおり200円で着地しており、増減のない安定配当型です。2026年12月期も、第1四半期決算の時点で中間100円・期末100円の合計200円という予想は修正されていません。
株価が前回記事時点の4,770円から4,665円に下落したことで、予想配当利回りは4.19%から4.29%に上昇しました。この利回りは会社予想の年間配当200円をそのまま使った値です。ただし原資となる純利益は、会社予想ベースで前期比44.1%の減益です。予想配当性向は約82%(81.9%)まで上がっており、過去に配当性向122%(2020年12月期)でも200円を維持した実績はあるものの、減益が長引けば維持の負担は増していきます。
6. 会社の現状と直近の動き
2026年12月期第1四半期末の総資産は836億4百万円で、2025年12月末の856億7百万円から減少しました。純資産も628億83百万円で、2025年12月末の636億7百万円から減少していますが、自己資本比率はむしろ64.1%へ上昇しています。四半期の純利益4億81百万円に対して純資産が減っているのは、期末配当の支払いなど、利益以外の資本の増減要因があるためと考えられます。BPSは4,864.26円で、2025年12月末の4,919.46円からわずかに下がりました。
損益面では、増収と減益が同時に起きています。数量ではなく単価・採算(市況)が利益を左右する事業だからです。この点は、数量の土台が制度的に安定している愛知時計電機(7723)のような銘柄とは対照的です。
7. 業界とセクターの状況
化学・素材セクターのなかで、日本カーボンは市況への連動が特に強いタイプです。同じセクターで当サイトが扱う日本曹達(4041)と比べると、性格の違いがはっきりします。
| 日本カーボン(5302) | 日本曹達(4041) | |
|---|---|---|
| 事業の幅 | 黒鉛電極への依存が大きい | 農薬・化学品・機能材料に多角化 |
| 利益の振れ | 極端(営業利益率11〜34%) | 相対的に穏やか |
| 利益の源泉 | 本業(黒鉛電極の市況) | 本業+大きな営業外損益 |
| 配当 | 200円で横ばい(安定配当) | 増配基調 |
| 決算期 | 12月期 | 3月期 |
日本カーボンは単一市況への依存が強く振れ幅が極端、日本曹達は多角化で振れをならしつつ営業外損益が大きい、という対照的な関係です。どちらも「単一四半期・単年の指標だけでは割安・割高を判断しにくい」という、市況・素材セクター共通の性質を持っています。
黒鉛電極については、長期的には電炉化(高炉から電炉への転換)という追い風がある一方、中国勢の生産能力という構造的な供給要因が市況の重しになります。この綱引きが今後の利益水準を左右する点は、個社の努力だけでは動かせないセクター共通の制約です。
8. 今後のスケジュール
2026年12月期 第2四半期(中間) 決算発表
過去の発表時期からの推定
2026年12月期 第3四半期 決算発表
過去の発表時期からの推定
2026年12月期 通期 決算発表
過去の発表時期からの推定
2027年12月期 第1四半期 決算発表
過去の発表時期からの推定
9. 想定されるカタリスト
会社の第2四半期累計予想は経常利益18億円・純利益11億円。第1四半期の進捗率が低いなかで、この中間予想に対する実績が、通期据え置き予想の妥当性を判断する最初の材料になる。
主原料ニードルコークスの価格と、中国勢の生産・輸出動向が市況を左右する。第1四半期の経常利益の落ち込みが原価要因によるものかどうかは、この市況動向とあわせて確認する必要がある。
市況変動の大きい黒鉛電極に対し、機能材料は相対的に安定した収益源になりうる。構成比の拡大は業績の振れ幅を和らげる方向に働く。
経常利益・純利益の進捗率が25%を下回るなかで、会社が通期予想を据え置き続けるか、修正に動くかが焦点。
10. 想定されるリスク
市況反落のリスク。 最大のリスクは黒鉛電極市況そのものです。第1四半期はすでに経常利益が31.2%減っており、市況の悪化がさらに続けば、通期予想の下方修正や配当維持余力の縮小に直結します。2016年12月期には純損失を計上した実績もあり、下振れの幅は小さくありません。
進捗率の低さが未達シグナルである可能性。 第4節で見たとおり、経常利益・純利益の進捗率は前年同期の水準を下回っています。第2四半期決算で中間予想(経常利益18億円)にも届かない場合、通期予想の据え置きが早期に修正される展開もありえます。
配当維持のリスク。 2026年12月期の予想配当性向は約82%まで上昇しています。減益が長引けば、200円という安定配当の前提が揺らぎます。
中国勢と原料のリスク。 中国の生産・輸出動向と、ニードルコークスの価格は、いずれも自社でコントロールできない外部要因です。第1四半期の経常利益の落ち込みが原価要因によるものかどうかは、現時点で確認できていません。
11. まとめ:どう判断材料にするか
日本カーボンの実績PER10.68倍・予想配当利回り4.29%という表示は、依然として「市況のどの局面の利益を前提にするか」で見え方が変わります。前回記事の時点では会社予想EPS244.9円をもとに予想PER19.5倍と整理しましたが、今回の短信で確認できた予想EPS244.19円ではほぼ同水準の19.1倍です。
判断の分かれ目は、第1四半期の進捗率の低さ(経常利益18.1%、純利益17.8%)を「黒鉛電極という市況商品の下期偏重パターン」と見るか、「通期予想の据え置きが遅れているだけの未達シグナル」と見るかです。前年同期の進捗率(経常利益23.7%)と比べると鈍化しているのは事実ですが、会社は通期予想も配当予想も修正していません。どちらの解釈を取るかによって、実績PER10.68倍を割安と見るか、予想PER19倍台を基準に見るかが変わってきます。
次の確認ポイントは、2026年8月上旬に予定される第2四半期(中間)決算です。会社の中間累計予想(経常利益18億円・純利益11億円)に対する実績が、この論点の最初の答え合わせになります。
この記事の見立てが外れたと判断する条件
以下のいずれかが起きた場合、本記事の整理は前提から崩れます。買うかどうかを判断する際は、 強気材料と同じだけこちらも見てください。
- 2026年12月期第2四半期(中間)決算で、経常利益が会社の中間累計予想18億円に対して大きく上振れ、通期予想(経常利益46億円・純利益27億円)の据え置きが実績で裏付けられた場合。進捗率の低さは下期偏重の一過性だったことになり、本記事の懸念は後退する。
- 逆に第2四半期決算で通期予想が下方修正され、経常利益46億円・純利益27億円を下回った場合。進捗率の低さが実際の未達リスクだったことが確定し、実績PER10.68倍はさらに実態から乖離した数字だったことになる。
- 会社が2026年12月期の配当予想(合計200円)を減額修正した場合。2019年12月期以降続く安定配当という前提が崩れ、予想配当利回り4.29%の前提が変わる。
- 黒鉛電極市況(ニードルコークス価格や中国勢の生産・輸出動向)が急激に悪化・改善し、通期の経常利益・純利益が据え置き予想の水準から大きく乖離した場合。
参考文献・引用元
- 01日本カーボン株式会社「2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」
2026年5月8日開示。2026年12月期第1四半期の連結業績実績、財政状態、および据え置きの通期業績予想・配当予想の原典。 / 2026/05/08 開示
- 02IR BANK「日本カーボン(5302) 決算まとめ/配当金の推移」
通期の売上高・利益の時系列、および配当の期初予想・修正・実績の履歴を、有価証券報告書・決算短信を集計した二次情報として参照した(2026年7月29日時点の表示)。過年度の数値は同サイト表示値(億円単位の概数)にもとづく。